この悔しさは忘れない

この悔しさは忘れない。

32年の人生で

これだけ大きなチャンスはなかったし、

これだけトライしたいと思ったことはなかったし、

これだけ何かものごとを欲しいと思ったことはなかった。


今まで積み重ねてきた経験や自分自身が取り組んできたことは

このチャンスにトライするためにあったんだと思えたし、

身の回りの環境、家族や友人の支え、

自分のコンディション、全てが自分にとって不思議とプラスに作用し、追い風のように感じていた。


この風にのって大きな飛躍ができる、

素直に純粋に心からそう思えたし、

そう信じて挑戦した。


手ごたえもあった。行けるという感触もあった。全てがうまくいっている感覚だった。


人生が好転する時は

パズルのピースが向こうからやってくるみたいに偶然が重なったり、運が味方してくれたり、自分やその周囲にパワーが自然発生して、それがオーラのようになるものなんだと思った。なにもかもが好転していった。


しかし、望んだ結果は手に入らなかった。

新しいステージに挑戦できる、そう思っていたのに、そのステージに立つことはできない。


悔しい。


明日からまたいつもの日常だ。

挑戦の舞台に立てないのは本当に悔しい。


泣きたいくらいに悔しい。


大声をあげて叫びたいくらい悔しい。


この悔しさを前向きの力に変えるには

まだ時間がかかりそうだ。


でも、トライしないままだった自分とトライしてダメだった自分は多分違う自分だ。


トライしてダメだった自分の方が好きだ。


いや、トライしてうまくいく自分になりたい。


悔しい。


いつかこの経験が糧になるように、

この悔しさがいつか良かったと思えるように

明日からも自分を好きでいられるように、

絶対にこの気持ちを忘れないようにここに記す。